土の感触と記憶
2023年,あけましておめでとうございます! 年が新しくなれば、気持ちも新たに 今年こそはとなりますが、私も心新たに今年こそ! ヨロシク!
で、このスープカップですが、取手に釉薬がなく、粘土そのままなのは何故だと思いますか?
作った私は意図を持って釉薬を掛けなかったのです。
釉薬なしの粘土を高温で焼くと粘土の素肌が見えます、それに触れて、手に持つと子供の頃の粘土遊び
どろんこ遊びの懐かしい声が聞こえてきます、どろんこ遊びの土の感触と記憶がよみがえります。
心がザワザワとしポキッと折れるのではと心配もします。 その土の感触と記憶を呼び出せれば私の狙い通りです。 いつかここに釉薬を掛けなかったのはなぜですかと聞いてくる器好きに出合いたいものだ。 これは作り手の傲慢かな。