周りのモノからのメッセージ
粘土たちのひそひそ話、 菊練りを終えた粘土の素直さ、 指先に絡みつく粘土、 土取りした粘土の中の匂い、、シッピで切り離した切り跡、 サシ板の上に交互置かれた器の形の粘土、 口元が乾いてきた器の形の粘土、 指で触って粉っぽくなってきた器の形の粘土、 段々濃くなる生化粧泥、 下へ低い方へ弱い所へと流れる化粧泥、 もう粘土には戻せない素焼、 窯から吐き出される粘土の最後のいき水の一滴、
1300℃のほの白いオレンジ色の炎、出来上がった器の産声、
一つ一つを身体と五感でそれらのメッセージを受け取る