一番大切な化粧掛け
わたしの作っている白い器は粉引(こひき)と言います、最大の難関は化粧掛けです、 白いトロミのある磁器土の化粧泥を全面にかけます、ロクロで成型し高台を削り出し、8分乾燥させます、乾燥が5分7分乾燥では水分が残り白くならずグレーのなります、その乾燥具合のタイミングの判断が付きません、そして乾いた粘土の上に水分のある化粧泥を掛けるので、大体がグズグズに割れたり崩れてしまいます。 これが最大の難関です、今年のように気温が高いときは半日で乾きすぎてしまうので。対策はしていますが、化粧を掛けたらすぐに扇風機やドライヤーを当てて乾かさなければなりません、どうしても割れてしまったりヒビが出たりするものが出てしまいます素焼きしてから化粧を掛ければ、安全確実ですが、できたものが全く違ったものになってしまうので、素焼きしないで化粧を掛ける方を選択しました。
、