千日紅ストーリー
むかし、むかし、あるところの海辺の村に、若い夫婦が住んでおりました。夫はいつものように海に漁に出かけました、しかし夕方になっても帰ってきませんでした、次の日も次の日も帰ってきませんでした。残された妻は、遭難して死んでしまったと思いました、もう生きていく気力もなくなり寝込んでしまい、やがて死んでしまいました。妻は墓に埋められ,その脇には赤い花が埋められました。
その赤い花は不思議なことに何日も枯れずに咲いていました、そして千日後に突然、夫は帰ってきたのです、妻の死を知り夫は、その墓の前で泣き崩れました。そのとたん何日も咲いていた赤い花は枯れてしまいました。その赤い花は千日紅と名付けられましたとサ。この千日紅は何日も咲き続ける花ですがさすがに夏ころよりは枯れてきましたが、夏よりも赤くなりまだまだ咲くのではとの感じさえします。