釉薬もかけ終わり、窯詰めも終わり、本焼きをします
今回はオルトンコーンのテストがメインになります。オルトンコーンは釉薬と同じ原料で作られた
小指1本くらいの長さの細長い三角錐の温度測定棒です、アメリカ製です。
以前はずーっと日本製のゼーゲルコーンというの使ってましたが、近年値上げが著しく、イージー
に使える 値段ではなくなったので、安い方に変えてみようと思い、いきなりよりはまずテストしてから。
窯の扉がガラス製ならば、電子レンジのように中を覗けるのですが、鉄と耐火耐熱レンガでできているのでわかりません、 ならばどうして窯の中の状態を知るのか、一般的にはパイロメーター という
熱電対温度計というものを、窯の扉の穴から差し込みますが、それはあくまでもその周囲の温度だけを図るものだと思います。
釉薬の溶け具合が一番大事な事です、パイロメーターだけで判断すると生焼け状態のものがでたりします、わたしはパイロメーターは5分毎の検温に使用し、窯焚きの終了の判断はゼーゲルコーンの倒れた角度できめています、 私にとって窯焚きの時には必ず必要な物です、それは信頼できるものでなくてはならないのです。それを確かめなくてはなりません。